障害年金受給への道のりと、その後の生活

パートナーの発達障害当事者が障害年金を受給するまでの道のりとその後の生活について綴っていきます

APDについて

前回の話と繋がりますが、

今回はAPDについて綴ろうと思います。

APDってご存じですか?

私も最近まで知らなかったのですが、

 

APD(聴覚情報処理障害)とは、
聴力に問題がなく音が聞き取れるのにも関わらず、
音を音声に変え、
脳で処理して「話」の内容を理解することができない障害のことを指します。

つまり、聞こえるのは聞こえるけれど、
その内容を理解できない、
もしくは理解するスピードが遅いというような状態です。

断定はできませんが、

ポンさんもAPDに該当するのではと感じています。

APDの特徴としては

 

・雑音の中で話すと声は聞こえるものの、内容がわからない
・聞いたことを忘れてしまったり理解しにくい
・話を聞きながらメモやノートを取るのが苦手
・早口や小さな声が聞き取りにくい
・長い話をきくといつのまにかぼんやりしてしまう
・キーキー怒っている人の話が聞き取れない

 

などがあげられます。

発達障害と併発している事も多いのだそうです。

 

ポンさんは日常生活でも私の話が聞けていないことが多いです。

よく「え?」と言われます。

私も声が低くて小さいほうなので、それも関係しているでしょうけど、

会話というのは前後の話から予想したりも可能なので、

予想するのも苦手なのだと思います。

 

子どもの頃からADHDASDとAPDを併発していたはずなので、

きっとすごく大切なお話なども聞き逃していたことが

たくさんあるんだろうなと思います。

大事なことは何回も言わないと、

一回言っただけだと、

「聞いてない」と言われることがほとんどです。

かといってしつこく何回も言うと、

「分かってる」と怒り出します。

なので何が正解なのかも分かりません。

 

APDは発達障害以外に

脳の損傷や、心理的な問題などでも発症するようです。

音が聞こえているだけに

健康診断などの聴力検査でも引っかからずに

気付かれないケースが多いようです。

またAPDには現時点では有効な治療法がありません。

以下のような対策で、症状を補助することしかできないようです。

 

・環境調整

職場や家庭内での聴覚情報を補助するため、

できるだけ1対1の会話を行う。

騒音がひどい時には文字情報を併用する。

口元を見せてもらって会話する、など

・訓練による聴覚情報処理強化

特定の訓練を言語聴覚医学的に行う

・代償的手段の確立

聴覚以外の手段を補助的に用いる方法

 

ポンさんの場合は

電話や窓口などで重要な話をされていても

それを理解できておらず、

あとあと自分が困ることになることが多いです。

なので、できれば文字でのやりとりの方が

後々見返すことができるので良いと実感しています。

対応してくれる方に事前に伝えて、

配慮してもらうのが良いのかなと。

それでもプライドなのか

そういうことは嫌がります・・・。

本当に難しい性質で、

アドバイスしても拒むので、

どうしたら自分の現状を受けとめてくれるのか

毎日悩んでいます。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

質問などありましたら、

私に分かることであればお答えしますので、

コメント頂ければと思います。

週末メインでブログをやっている為、

返事は遅れると思いますが、よろしくお願いします。

 

やすこ