障害年金受給への道のりと、その後の生活

パートナーの発達障害当事者が障害年金を受給するまでの道のりとその後の生活について綴っていきます

初診日について

実際に当事者(ポンさん)の初診日がいつになったのか、

についてつづりたいと思います。

ポンさんは私と知り合うまで自分が発達障害だと気づいておらず、

私が心療内科での受診をすすめました。

しかし人気の病院はなかなか予約が取れず、

初診は60分程度の診察時間をとるために、

枠も少なく、予約開始に電話をすると繋がらないことも多く、

病院のHPを見ると

「初診は〇月末まで予約でいっぱいです。

次回の予約受付開始は〇月〇日〇時からです」

と書かれています。

私の個人的な意見ですが、

予約があっさりととれてしまう病院はあまり人気がないのかなと思います。

絶対とは言い切れず、新しくできた病院などは予約が取りやすいこともあるので

諦めずじっくりと病院は探してください。

個人的な話にはなりますが、

ポンさんの場合は1年で4回ほど転院しており、

そのうち2つの病院では予約が簡単にとれましたが、

どちらも「発達障害の専門医ではありません」と言われました。

もちろんHPで調べて発達障害について書かれていたので、

予約をとって受診したのですが・・・。

3つ目の病院は開院して2か月ほどの病院であったため、

予約は簡単にとれましたが、

とても良い先生だったので、

最終的にはその病院で障害年金の診断書をお願いしました。

引越ししたため、現在はその病院には通っていませんが、

障害年金の申請が通った時には、

病院にお礼の電話をしました。

本当に感謝しています。

 

話はそれましたが、

 

ポンさんの初診の予約は2021年の2月でした。

3か月くらい前に電話で予約して、無事に予約できました。

ただそれまでに本人が怒ったり暴れたりで、

病院に行きたくないとか、揉めに揉めて本当に大変でした・・・。

本人は自分は障害などなく、普通だと思っていたようです。

今でもそう思っているような感じですが、

以前よりは自覚はあるようです。

 

初診では私も付き添って1時間じっくりと先生と話をしました。

ポンさんはあまりしゃべらずだったので、

私がポンさんに話を振ったりして、

少しでも先生と話をしてもらおうと頑張りました。

そこで先生が

発達障害の疑いがあるので次回検査しましょう」

と言って下さいました。

私はやっぱり・・・と思いましたが、

それでもポンさんは納得いってなさそうでした。

検査についてはまた後日記事にしたいと思っています。

 

私もポンさんも2021年2月が初診日だと思っていました・・・。

しかし本当の初診日は違っていたのです。

さかのぼること12年。

ポンさんは当時付き合っていた彼女のすすめで

精神科を受診していたのです。

当時はもちろん発達障害などとは関係ない理由で通院していました。

職場での人間関係に悩み、対人緊張や対人不安があり

不安抑うつ状態だということで、

抑うつ神経症」と診断されていたみたいです。

12年も前なのでカルテは残っていないだろうと諦めていましたが、

電話で確認したところカルテが残っており、

受診をすれば「受診状況等証明書」を作成してくれるとのことで、

すぐに予約をとって受診しました。

受診後1週間ほどで「受診状況等証明書」を取得できました。

ポンさんの場合は2009年1月が初診日となりました。

そして更に当時は社会人として勤めていた為、

障害厚生年金」を申請する権利を有していたのです。

「障害基礎年金」は2級からしかなく

障害厚生年金」は3級からあるので、

障害年金の受給の可能性が高まったのです。

それを知った時はとても嬉しかったのを覚えています。

しかし当のポンさんは

どちらにしても受給できないだろうと諦めていましたが・・・。

これも発達障害の特性の一つなのでしょうか。

何に関してもやる気や希望を見出してくれないのです。

2021年の2月でも「受診状況等証明書」を取得していたので、

そちらは無駄になってしまったのは今となってはどうでも良いですが、

5000円は結構大きいですよね(泣)

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

やすこ