障害年金受給への道のりと、その後の生活

パートナーの発達障害当事者が障害年金を受給するまでの道のりとその後の生活について綴っていきます

ワーキングメモリについて

今回はワーキングメモリについて綴ります。

ワーキングメモリとは、

ウィキペディアによると、

認知心理学において、

情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念である。

作業記憶、作動記憶とも呼ばれる。」

 

ワーキングメモリという用語が誕生する前は、

短期記憶と呼ばれていたが、

1960年代に心をコンピュータに例えて

ワーキングメモリという用語が生まれたとされている。

 

私たちは日常生活でワーキングメモリを活用し生活しています。

例えば、「2+4+6」という計算をするときに、

まずは「2と4」を足して、「6」という数字を出し、

「2と4」を忘れて「6と6」を足して「12」という答えを出します。

数字を足すという処理と、不要な数字を忘れるという処理をするのが

ワーキングメモリの働きです。

 

ポンさんは発達障害の検査で、

ワーキングメモリが低いと診断されました。

なので、日常生活では

忘れることが多く、

特に苦手なのが料理です。

何度も教えたのですが、

全く覚える気配がなく、

こちらも疲れてしまって、

私が作る方が早いからと一人で作ってしまっています。

私がせっかちなのでイライラしてしまうんですよね。

根気よく教えることが出来ても、

メモを取らないし、何が分からないかが分からないので

上達は難しいのかなと思っています。

 

ワーキングメモリの影響で、

数字が苦手だったり、忘れ物やなくし物が多いです。

何か他の考え事をしている時は、

必要なことを忘れてその事に没頭してしまうことが多いです。

ゲーム中は話しかけても返事はありません。

家の中のルールも完全には覚えていないので、

私がイライラしてしまうことも多いです。

共同生活ではルールがつきものですが、

それが出来ないので、

職場での人間関係も難しいですよね。

ASDも持っているのでなおさらハードルが上がっています。

 

人の話を聞くことが苦手なのもワーキングメモリの影響なんだと思います。

電話で誰かと話していても、

相手の言った事が聞き取れていないことが多いです。

 

これは余談ですが、

先日、公的機関の人と長い間電話をしており、

上手に相槌を打っていたので、

珍しく上手く話せていると思って、

終わってから聞いたら、

相手の人が何を話しているか声が小さすぎて分からず

適当に相槌を打っていたのだそう・・・。

声が小さくて聞こえないなら言わないと・・・。

これはワーキングメモリとは関係ないですが、

すぐに諦めるところもあって、

人とのコミュニケーションはとれません。

 

ワーキングメモリが低いということを

自覚しているのか、していないのかも不明ですが、

メモをとることは少ないです。

メモを取るようにしましょうと病院に言われたのですが。

ただ自分の好きなことや興味のあることは

メモをとっているので、

どうでもいいことは忘れても良いと思っているのかもしれないです。

本人が自分の気持ちや自分の考えを言葉にするのが苦手なので、

何を考えているかも分からず、

一緒に住んでいてもコミュニケーションは難しいです。

眉間にしわを寄せているので怒っているの?と聞いたら

怒っていないと言いますし。

寝ているのかなと思ってテレビを消したら

見ていると怒り出したり。

 

ワーキングメモリが低いことで

今までの人生で苦労が多かったはずですが、

今後の為に鍛えようとかの考えはないみたいです。

とにかく無気力で毎日しんどいみたいなので、

あれしてみたら?とかこれが良いらしいよ?とか

あまり言えない状況です。

時々アドバイスしてみても、それが上手くいかなかったら

逆ぎれすることもしばしば・・・。

この先の人生どうやっていくつもりなのでしょうか。

また愚痴になってしまいました。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

質問などありましたら、

私に分かることであればお答えしますので、

コメント頂ければと思います。

週末メインでブログをやっている為、

返事は遅れると思いますが、よろしくお願いします。

 

やすこ