障害年金受給への道のりと、その後の生活

パートナーの発達障害当事者が障害年金を受給するまでの道のりとその後の生活について綴っていきます

初診で伝えるべきこと

発達障害かもしれないと思って初めて受診する際に、

医師に何を伝えるのが大切なのか。

もちろん正解はないと思いますが、

伝えておいた方が良いと思うことをつづりたいと思います。

 

発達障害は見た目では全く分からないです。

ましてや初対面の医師には見ただけでは何も伝わりません。

また発達障害の人は上手に相手に何かを伝えることが

苦手な人が多いですよね。

ポンさんも自分の過去の思い出などは軽快に話しますが、

自分の普段の生活や感情などを上手に表現できません。

 

なので、受診する前に必ずメモなどを作成しておいた方が良いです。

いざ先生を目の前にすると真っ白になってしまうと思います。

ポンさんの場合は私がついていったので、

私が8割以上伝えました。

本人は自分は障害はないと思っているのと、

医師=偉い人

という思いがあって、医師の前では借りてきた猫のようでした。

私は医師も人間だし、全ての医師が人格者ではないと思っているので、

医師にも臆せず話すことができます。それが普通だと思っていました・・・。

 

医師に伝えるべきポイントとしては、

・日常生活での困りごと

・子どものころの家や学校での言動について

・仕事についての困りごと(人間関係や転職を繰り返すなど)

 

可能であれば母子手帳や通知表などもある方が良いみたいですが、

ポンさんの場合はご家族も気づいていなかったので、

なくても問題なかったです。

ただ小学校の頃に先生から支援学級をすすめられた

エピソードはかなり有効だったみたいです。

また学校でよくケンカをして

お母さんが学校から呼び出されることもよくあったみたいです。

そのようなエピソードも本人がいざ医師を目の前にすると

忘れてしまったり、言いづらいのか言えなかったりします。

なので誰かに付き添ってもらうか、

事前にメモをとってそれを医師に見せるのが良いと思います。

ポンさんは母子手帳も通知表もなかったので、

私が思いつきで職務経歴書を持参しました。

15回以上の転職歴は重要なポイントになると思ったからです。

発達障害といってもADHDASDやLDなどがあって、

人それぞれ特性が違うのでひとくくりには出来ないですが、

ASDの特性を持っている場合は医師とのコミュニケーションも難しいです。

なので使えるものは何でも使って、

伝えるべきことは伝えましょう。

何も伝えなければ医師はあなたのことを昔から知っているわけではないので、

何も分からない状態です。

検査だけではグレーゾーンの判定になり、

診断されない可能性も高くなってしまいます。

診断された人よりもグレーゾーンの人のほうが大変だとよく聞きます。

何も配慮が受けれずに生活することになってしまうので。

診断されれば、精神保健福祉手帳の取得によって

色々な優遇を受けることもできますが、

グレーゾーンだと金銭的な優遇を受けることは難しくなります。

恥ずかしがって隠してしまうと、損をしてしまうので、

医師の前ではなるべく多くを伝えるようにしましょう。

とにかく初診は長く時間をとって貰える病院が多いので、

その時間を無駄にせず、大切なことはすべて伝えられるようにしましょう。

そして長い付き合いになるかもしれないので、

信頼できる病院選びをしましょう。

古い体質の精神病院などを選んでしまうと、

取り返しのつかないことになるかもしれないです。

良い病院を見つけることが障害年金申請の大切な一歩だと思います。

私も初診の病院を探す時、右も左も分からず

家から一番近い病院に電話をしたら凄く嫌な対応をされました。

代理で電話をしているので、本人について聞かれるのはよいですが、

私のことまで詳しく聞かれて凄く嫌な思いをしました。

口調もかなりきつかったので怖かったです。

案の定、後日その病院の口コミを見ると悪かったです。

口コミも全部が信頼できるかは分からないですが、

医師と当事者の相性もあると思うので、

もし合わないなと思ったら、

病院を選びなおすのもありだと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

やすこ